おまとめローンとは?お得になる場合と損する場合

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おまとめローンというと借金を一本化して利息を減らす…というメリットが一般的に多く認知されていますが、実はおまとめローンは得をする場合と損をする場合、2パターンあります。
おまとめローンのメリットとデメリットを分かりやすく解説していきますね。

おまとめローンとは?

借入残高 月々の返済額 完済まで
A社 70万円(金利18%) 18,000円 約5年
B社 50万円(金利18%) 15,000円 約4年
C社 45万円(金利18%) 12,000円 約4年半

もしあなたの借金が上記のような状態だったとします。3社合計の借金は165万円で、月々の返済額は45,000円となり、1ヶ月に3回も返済のために時間を割かなければなりません。


このように複数の借金があるものを、1つの金融機関で1本化するのが「おまとめローン」です。
仮に上記の借金をA社のおまとめローンで1本化すると、以下のようになります。

借入残高 165万円(金利15%) 月々の返済額 33,000円 完済まで約6年半

この例であれば、毎月の返済額を12,000円減らすことが出来ました。その代わり、完済までの期間は長くなります。このように借金を1本化することで、月々の返済額を抑えることもできますし、返済日を統一したり、返済総額を抑えることも可能になります。

例えば、返済期間が延びても構わないというのであれば、月々の返済額を大幅に抑えることも可能です。
逆に返済額は1本化する前と同等でも構わないというのであれば、完済までの期間を短縮することもできます。

おまとめローンを利用するメリット

月々の返済額を軽減できる

おまとめローンでは、返済期間を長く設定して、月々の返済額を抑えることができます。例えばアコムの場合、通常のカードローンの返済期間は最終借入日から最長6年9ヵ月・1回~80回ですが、おまとめローンの「借り換え専用ローン」では借入日から最長13年7ヵ月、2~162回になります。

借金の額が大きくなればなるほど、おまとめローンで月々の返済額を軽減できる効果が大きくなります。
とくに月々の返済額を抑えたい場合は、完済までの期間を長めに設定することで、よりその効果は大きくなるでしょう。

返済日も1本化できる

複数の業者から借入がある場合、返済日ごとに店舗やコンビニまで足を運んで入金をしなければなりませんでしたが、借金を1社で1本化することで、返済日を月に1度にまとめることができます。
例え借入している数社が同じ返済日だったとしても、数社に入金する手間も省けますし、入金手数料も最小限に抑えることができます。

金利が下がる可能性が高い

消費者金融で借入がある場合、現時点では100万円以下だと18%の金利を設定されているのが一般的です。しかし借入額が100万円を超えると上限金利は15%と決まっているので、まとめることで100万円を越すようになれば、確実に金利が3%下がります。

また、銀行のおまとめローンを利用出来れば、消費者金融よりも低金利にできます。

完済までの期間を短縮できる

借金を1本化することに成功した後、月々の返済額は今までと同等にすれば、金利が下がる分、返済期間を短縮できるというメリットもあります。(※借入額が多くなれば金利も低くなる)

返済総額を抑えることができる

借入時に交渉をし、金利を下げてもらうことができれば、当然返済総額も圧縮できます。1本化する金額が大きければ大きいほど、金利の影響は大きくなりますので、なるべく低金利で借入できる業者で1本化することをお薦めします。

おまとめローンを利用するデメリット

返済総額が増えてしまうケースもある

今ある借金をすべて1本化すれば良いというものではありません。例えばクレジットのショッピングローンやマイカーローンなどは、元々の金利が低く設定されていますので、このような借金まで1本化してしまうと逆に金利が高くなり、返済総額が大幅に増えてしまう可能性があります。

これとは別の理由もあります。例えば月々の返済額を少しでも抑えたいと思うあまり、返済期間を大幅に伸ばしてしまうと、月々の返済額は希望通り抑えることはできるかもしれませんが、返済期間が長引くということは、それだけ返済する利息も多くなってしまいます。

審査が厳しい

借入金額が多くなるため、その分厳しく審査されるのは当然のことです。
新規借入時は、せいぜい限度額は10万円とか30万円ほどですが、おまとめローンとなれば借入額は100万円や200万円を超える場合も珍しくありませんので、それだけ融資する側のリスクも大きくなり、より慎重に審査をするようになります。

借金が増えてしまう可能性も・・・

これが一番のデメリットかもしれません。借金を1社で1本化するということは、他の借金は全額返済するということです。つまり全額返済した場合、その業者からみれば、その人とはとても優秀なお客様という判断になってしまいます。そうなると、その業者はこれまで30万円の枠だったけど、今後は50万円まで融資枠が拡大することは珍しくありません。

その結果、借金の1本化で月々の返済が楽になったこともあり、また同じように他の業者から借金をしてしまう人が後を絶ちません。つまり借金を減らすつもりで「おまとめローン」を利用したのに、その結果逆に借金の総額が増えてしまうという最悪の結果に繋がる恐れがあります。

消費者金融各社のおまとめローン

大手消費者金融各社のおまとめローン一覧です。

なお、消費者金融のおまとめローンは貸金業者からの借入が対象になり、銀行やクレジットカードのショッピング機能のものはおまとめの対象になりません。

アコム【借り換え専用ローン】

アコムには通常のカードローンとは別に「借り換え専用ローン」という、おまとめローンが用意されています。

通常、消費者金融は総量規制の対象となりますが、こちらのローンは、消費者金融のローンにも関わらず「総量規制の対象外」となり、年収の3分の1を超える金額の融資も可能です。(参考: おまとめローンは総量規制の対象外になるのか?

アコム「借り換え専用ローン」の特徴

実質年利 7.7%~18.0%
総量規制 対象外
融資限度額 1万円~300万円
返済期間、回数 借入日から最長13年7ヵ月、2~162回※
返済方式 元利均等返済方式
返済方法 原則口座振替のみ
必要書類 本人確認書類(免許証など)、収入証明書、引き落とし口座と口座印
手続方法 店舗窓口、むじんくん(自動契約機)

※店頭、郵送申込みの場合。
自動契約機では下記のとおり。

  • 返済金額2.0%以上の場合…借入日から最長8年0ヵ月・1~95回
  • 返済金額1.5%以上の場合…借入日から最長12年3ヵ月・1~146回

申込みの手順

ステップ1=アコムのコールセンターに連絡
ステップ2=必要書類を持参し、店舗窓口もしくは自動契約機へ向かう
ステップ3=審査の結果を聞き、その場で契約申込み
ステップ4=契約後、アコムが各社へ直接返済してくれます

>>アコムの審査の詳細や即日融資の条件はこちらのページへ

プロミス【おまとめローン】

プロミスのおまとめローンも総量規制の対象外となっているため、年収の3分の1以上の借り換えにも対応してくれます。おまとめローンに関してはインターネットからの申込みは受け付けていませんので、コールセンターに電話をするか、最寄の店頭窓口、自動契約機を利用してください。

プロミス「おまとめローン」の特徴

実質年利 6.3%~17.8%
総量規制 対象外
融資限度額 1万円~300万円
返済期間、回数 最終借入後最長10年、1回~120回
返済方式 元利定額返済方式
返済方法 5日、15日、25日、末日から返済日を選べます
必要書類 本人確認書類(免許証など)、収入証明書
手続方法 店舗窓口、自動契約機
備考 安定した収入があれば主婦、学生の方でも、パート、アルバイトでも申込み可能

申込みの手順

ステップ1=必要書類を持参し、店舗窓口もしくは自動契約機へ向かう
ステップ2=審査の結果を聞き、その場で契約申込み
ステップ3=契約後、プロミスが各社へ直接返済してくれます

>>プロミスの審査の詳細や即日融資の条件はこちらのページへ

アイフル【おまとめMAX】と【かりかえMAX】

アイフルには【おまとめMAX】と【かりかえMAX】という2つのおまとめローンが用意されています。
これまでアイフルを一度も利用したことがない新規のお客様は「かりかえMAX」、すでにアイフルを利用中もしくは過去に利用したことがある人は「おまとめMAX」から申込むことになります。

この2つの商品の違いは利息ですね。アイフルを一度でも利用したことがある人のおまとめMAXの方が12.0%~15.0%で、かりかえMAXの12.0%~17.5%よりも利息面で優遇されています。
またネットからの申込が出来るのも、利用者側からすれば嬉しいサービスだと思います。

融資限度が500万円と他社より高いですが、最低金利は高く設定されています。

アイフル【おまとめMAX】と【かりかえMAX】の特徴

実質年利 12.0%~17.5%(かりかえMAX) 12.0%~15.0%(おまとめMAX)
総量規制 対象外
融資限度額 1万円~500万円
返済期間、回数 最長10年(120回)
返済方式 元利定額返済方式
必要書類 他社借入状況が確認できる書類、本人確認書類(免許証など)、収入証明書
手続方法 店舗窓口、自動契約機
備考 安定した収入があれば主婦、学生の方でも、パート、アルバイトでも申込み可能

申込みの手順

ステップ1=電話、ネットから申込み可能
ステップ2=審査の結果を聞き、契約方法を選択(郵送、窓口、自動契約機)
ステップ3=必要書類を持参し、店舗窓口もしくは自動契約機へ向かう

>>アイフルの審査の詳細や即日融資の条件はこちらのページへ

銀行のおまとめローン

東京スター銀行 スターワンバンクローン おまとめローン

こちらのおまとめローンは、事業性資金をのぞく、金融機関(銀行、信用金庫、信販、カード会社、消費者金融)の無担保個人向けローンがすべて対象になっていて、クレジットカードのキャッシング・ショッピングも一緒におまとめすることができます。

おまとめできる借り換え可能額が最高1,000万円と高い上、別途追加の融資も受けられるのが特徴です。

なお、追加の利用限度額(繰り返し利用可能額)はおまとめ時の審査で決められますが、おまとめローンの限度額とローン残高の差額の範囲内でのみ借りられます。

例えば、500万円が融資限度額でおまとめローンをして、50万円の利用限度額(繰り返し利用可能額)が設定されていたとしても、ローン残高が450万円を下回らないと50万円の追加融資は受けられません。

審査には時間がかかり、スター銀行の口座を持っていない場合は口座開設からおこなって、融資開始まで3〜4週間かかるとのことです。

スターワンバンクローンの詳細

実質年利 5.8%~14.8%
総量規制 対象外
借り換え可能額(融資限度額) 30万円~1000万円(※あとから追加借入れできる利用限度額(繰り返し利用可能額)は30~300万円)
返済期間、回数 借入日から最長10年
返済方式 元金同額返済方式
返済方法 約定返済は口座振替で、ネットバンキングなどで繰り上げ返済も可能(手数料無料)
必要書類 本人確認書類、収入証明書
手続方法 インターネット、電話、店頭

対象者

  • 年収200万円以上の20歳~65歳の方
  • 給与所得者の方で、正社員・契約社員・派遣社員の方
  • 過去に債務整理や自己破産をしていない方
  • 現在利用中のローンを延滞していない方
  • 過去(6ヵ月以内)にスター銀行ローンの審査で否決されていない方

東京スター銀行 スターワンバンクローン のりかえローン

東京スター銀行ののりかえローンは、より安い金利に既存の他社のローンをのりかえようというローンで、限度額は同行のおまとめローンと同じ1,000万円で、おまとめ用にも利用できるのが特徴です。

スターワンバンクローンおまとめローンとの違いは、おまとめローンの方が金利が5.8%〜14.8%で、のりかえローンは7.8%~9.8%になっている金利の違いです。

金利は借入金額や毎月の返済金額によって決まり、どちらのローンが得になるかは一概に言えないですが、東京スター銀行に確認したところ、今後も借入をする予定の人にはのりかえローン、完済を目的にしている人にはおまとめローンをおすすめしていて、あとはおおまかにわけて、借入希望額が100万円未満の人にはのりかえローン、100万円以上の人にはおまとめローンを勧めているとのことでした。

審査の結果で、おまとめローンの方が適切と判断された場合は、のりかえローンを申し込んでいた場合もおまとめローンでの借入となる可能性があります。

スターワンバンクローン(のりかえローン)の詳細

実質年利 7.8%~9.8%
総量規制 対象外
借り換え可能額(融資限度額) 30万円~1000万円(※あとから追加借入れできる利用限度額(繰り返し利用可能額)は50〜300万円)
返済期間、回数 借入日から最長10年
返済方式 元金同額返済方式
返済方法 約定返済は口座振替で、ネットバンキングなどで繰り上げ返済も可能(手数料無料)
必要書類 本人確認書類、収入証明書
手続方法 インターネット、電話、店頭

対象者

  • 年収200万円以上の20歳~65歳の方
  • 給与所得者の方で、正社員・契約社員・派遣社員の方
  • 保証会社(株式会社東京スター・ビジネス・ファイナンス)の保証が受けられる方

オリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローンはおまとめローン用の商品ではありませんが、おまとめや借り換えへの利用OKと公言しているカードローンです。

最高800万円までとなっていたり、借入残高により、月々7,000円から(※借入残高30万円以下の場合)返済できたりと、おまとめローンとしてのスペックは高いです。金利は3%~17.8%。

ここに挙げた以外にも、銀行のカードローンは限度額が高額で、金利は低いのでおまとめローンに向いているものが多いです。おまとめローンでおすすめなのは?の記事でおすすめの銀行カードローンを紹介しているので、そちらを参照してください。

即日融資可能なおまとめローンはある?

東京スター銀行以外は、最短即日とうたっているものが多いです。消費者金融の場合、おまとめローンだと店頭か自動契約機での申込になり、来店不要・WEB完結ではないので注意が必要です。

銀行の場合は、口座を持っていることが条件になりますが、WEB完結でできるようになっています。

管理人のおまとめローン体験談

  • 複数のローンがあり、月々の返済が厳しい
  • 複数のローンがあり、月に何度も返済日があるので面倒
  • 複数のローンがあり、自分でも残高などを把握できなくなっている
  • 複数のローンがあり、月々最低返済額しか払えなので元金が全然減らない
  • A社への毎月の返済は、B社で借金をしてA社の返済に充てている

このような状態のことを一般的に「多重債務状態」といいます。
失礼な言い方になってしまいますが、自己破産予備軍とも言われていますよね。

管理人でもある私も何を隠そう、これと同じ状態を長年続けていた過去があります。
こういう状態に陥ってしまうと、何のために毎月働いているのかわからなくなります。ただただ借金を返済するためだけに働いているようなものだからです。

こんな状態を続けてはダメだ!管理人がそう気付いた時には、合計7社ほどから総額340万(総量規制前)ほどの借金がありました。なんとかこの状態を脱出しようと思い、いろんな金融機関に「おまとめローン」の申込みをしました。つまり複数ある借金を1つの金融機関で1本化しようと思ったんです。

しかし、気付くのがあまりにも遅すぎました。ここまで借金が膨れてしまうと当時の管理人の年収では、どこも融資をしてくれる金融機関はありませんでした。結果、専門家に依頼して債務整理をすることになってしまったんです。それからちょうど今年で10年が過ぎました。今はもう全ての借金を完済し、なんとか普通の生活に戻ることができています。

わたしのようにならないためにも、このように多重債務の方には一刻も早く、この状態を脱して欲しいと思っています。そこで提案するのが「おまとめローン」で借金を1本化する方法です。わたしは気付くのが遅く、この方法は間に合いませんでしたが、もっと早い段階で借金を1本化することができていれば、債務整理などに頼らずに済んだのではないかと後悔しています。

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